客層の絞り込み

メッセージを伝える客層を絞り込む

キャッチフレーズを作るとき、難しいのは、なんといっても言葉選びでしょう。

お店の思いを、一言または二言で表す短い言葉を選ぶには、やはりお店のコンセプトをしっかりと絞込み、特に、メッセージを誰に伝えるかをしっかり考える事が大切です。

そこで、あなたが売りたい、サービスを提供したいお店の対象となるお客様を具体的にイメージし、客層を絞り込みましょう。

客層を絞り込むという事は、お店のサービスの見直しや、コンセプトをより明確化することにもつながります。

例えば、お店の対象とするお客様を「会社帰りのサラリーマン」とするのでは、あまりにも漠然としています。

サラリーマンでも、良い給料をもらっている重役クラスのサラリーマンもいれば、会社に入りたての20代前半のサラリーマンもいます。どんな年代のサラリーマンを対象にするのか、また、何を求めているサラリーマンを対象にするのかを絞り込んでいくと、お店の商品やサービスも違ってくるはずです。

対象とするお客様のイメージが広範囲で暖昧であればあるほど、提供する商品やサービスも暖昧なものになってしまいます。

キャッチフレーズを考える作業は、お店全体を改めて整理していくことにもつながりますから、すでにお店をお持ちの方は、キャッチフレーズを作ることにより、お店の見直しにもなります。

それでは、客層の絞り方のコツですが、それは、あなたのサービスによって喜んでいるお客様の顔を思い浮かべる事です。より具体的なお客様の顔が思い浮かべば成功です。

どうしても、客層が絞り込めない場合は、次の項目をキーに考えてみてください。

①性別は?
②年齢層は?
③生活レベルは?
④誰と一緒にお見えになるか?
(一人で、カップルで、お友達と、ご家族と、同僚と、社用でなど)
⑤求めているものは?
(癒し、安さ、ボリューム、おいしさ、安全、健康、思い出作りなど)

以上のキーワードで絞り込んで行くと、案外すんなりと理想のお客様像がイメージできます。

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